カラダの万能薬である唾液の分泌を促進する方法


唾液は、口腔環境を整えるだけでなく、口を通して外部から入ってくる細菌などから身体を守るための、免疫機能という全身の健康に欠かせない重要な働きを担っています。唾液にはたくさんの働きがあることから、『万能薬』とも呼ばれています。

《唾液の働き》

・口の中を清潔に保つ
・口の健康を保つ
・消化を助ける
・味を感じやすくする
・食べ物を飲み込みやすくする
・全身の健康を保つ(殺菌・抗菌作用など)

唾液の分泌は、自律神経(交感神経、副交感神経) によって調節されています。リラックスした状態ではサラサラ唾液が多く分泌され、口の中がうるおいます。ストレスを感じたり緊張した状態ではネバネバ唾液になります。唾液の質にも意識を向けて感じてみてください。唾液を薬として、全身にいきわたらせましょう。

唇は閉じたまま行う。
①舌で上の歯の外側を右から左、左から右へ動かす。
②舌で上の歯の内側を右から左。左から右へ動かす。
③舌で下の歯の外側を右から左、左から右へ動かす。
④舌で下の歯の内側を右から左、左から右へ動かす。
口の中に唾液がたっぷりたまるまで繰り返してください。
⑤唾液をゴクンと飲み込み、全身に行きわたらせる。

※唾液が出にくい方は、初めに耳下腺と顎下腺を優しくマッサージしてから行ってください。